ワールドカップの延長戦・PK戦とは?基本ルールをおさらい
サッカーワールドカップのノックアウトステージ(決勝トーナメント)では、90分間の規定時間内に決着がつかなかった場合、延長戦へと移行する。さらに延長戦でも勝敗が決まらない場合は、PK戦(ペナルティキック方式)で決着をつけるルールとなっている。
2026年のFIFAワールドカップに向けて、PK戦に関するルール変更の議論が注目を集めており、最新のレギュレーションについて整理しておく必要がある。
延長戦の基本ルール
試合時間と構成
- 延長戦は前後半各15分、合計30分で構成される
- 延長戦終了時点で得点が同じ場合、PK戦へ移行する
- かつて採用されていた「ゴールデンゴール(サドンデス)方式」は現在廃止されており、延長戦は30分間フルで行われる
延長戦時の交代枠
- 90分終了時点で交代枠が残っている場合、延長戦に入る前のハーフタイムにも追加で1枠の交代が認められる
- ただし、この交代は既定の交代可能枠(1試合5人まで)の範囲内に含まれる
- 各チームは延長戦前のインターバルを利用して戦術的な変更を行うことができる
PK戦のルールと2026年大会向け最新動向
コイントスに関するFIFA提案と採用見送り
FIFAはPK戦前のコイントスを「1回」に統一する案を検討していたと報じられている。従来のルールでは、コイントスを2回行い、「使用するゴールの選択」と「先攻・後攻の順番の選択」をそれぞれ別々に決定していた。しかし、この「1回コイントス案」については2026年ワールドカップでは採用しないことが決定されたと伝えられており、引き続き従来通りの2回コイントス方式が維持される見通しだ。
PK戦の基本的な流れ
- 両チームから5人ずつがキッカーとして選ばれ、交互にキックを行う
- 5本終了時点で決着がつかない場合はサドンデス方式に移行
- GKも含むフィールドに残っている選手全員がキッカーになれる
- 一度PKを蹴た選手は、全員が蹴り終わるまで再度蹴ることができない
「ABBA方式」導入の可能性と議論
PK戦の先攻・後攻における心理的不公平を是正するため、「ABBA方式」と呼ばれる新しいキック順序の導入が議論されているとも報じられている。通常のABAB方式(先攻・後攻・先攻・後攻…)ではなく、ABBA(先攻・後攻・後攻・先攻…)の順でキックする方式で、テニスのタイブレーク方式に近い考え方だ。森保ジャパンにとってこの変更が吉と出るか凶と出るかは、チームの戦略次第とも言われている。
ルール比較表:通常時・延長戦・PK戦
| フェーズ | 時間 | 交代 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 規定時間(前後半) | 90分 | 最大5人(3回まで) | ハーフタイムを含む |
| 延長戦(前後半) | 30分 | 追加1枠(5人の範囲内) | 延長前ハーフタイムに交代可 |
| PK戦 | 制限なし | GK交代のみ特例あり | 5本→決着なし時はサドンデス |
SNS・ファンの反応まとめ
今回のルール変更に関する議論はSNS上でも活発で、「コイントスが1回になるとどう変わるのか分かりにくい」「ABBA方式は公平性が高そう」「日本代表への影響が気になる」といった声が見られる。また「ワールドカップ中にルールが変わるなんて混乱しないか」と懸念する意見も一部あるとされる。
一方で「細かいルール変更よりも試合の内容に集中したい」というシンプルな声も多く、ファンのあいだでは賛否両論の状況になっているようだ。
まとめ
2026年ワールドカップの延長戦・PK戦ルールは、基本的には従来通りの方式が維持される見通しだ。コイントスの「1回化」については採用が見送られたと報じられており、引き続き2回のコイントスで使用ゴールと順番が決定される。ABBA方式などの新提案については今後も議論が続く可能性があり、最新情報を随時チェックしておくことが推奨される。
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